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お医者さんの話

卵巣の腹腔鏡手術、無輸血手術に関する問い合わせ

輸血の話

最近ではどの婦人科も腹腔鏡手術を導入しているようです。
(ネット検索では極一部しかヒットせず、あまりやっていないように見えますが)
腹腔鏡では一般にはほとんど出血無く、輸血の心配はまずありません。
しかし万が一出血した場合のことを考え、輸血の話をする場合があります。

まず

  • 近くの大きな病院(大学病院、市民病院、国立病院)の婦人科に電話で(あるいはネット検索)問い合わせ、
    腹腔鏡手術を行っているか問いあわせる。
  • 腹腔鏡手術をしていれば、診断してもらった(現在見てもらっている)医師に紹介状をもらう。
  • 実際その医療機関を受診し、「輸血の拒否」を表明し手術可能かどうかたずねる。
  • 「輸血同意が得られなければ手術ができない」医療機関であれば、「可能な医療機関」を紹介してもらう。
  • また、エホバの会に「輸血をしないで手術をする医療機関リスト」があるはずです。

小生もエホバの患者さんを大学で手術したことがありますが、やってくれる医療機関は必ずあります。

お医者さんもなるべく輸血はしたくないもの。ただ患者さんが助かる手段としてしょうがなく輸血をする場合があります。当時エホバの会の患者さんは「輸血せず生命の危険にさらされても一切責任は追求しない」という同意書を持参してきましたが、いざ裁判になるとそんな同意書は何の効力も無いようです。

「輸血拒否」をされるかたは、その何とか助けようとしている主治医も危険に巻き込んでいることを理解してください。

当時は自家血輸血(自分の血を術前にためておく)ことも許されず、自分の血もいったん体外に出たものを体内に入れると、宗教上サタン(悪魔)になるそうで。。。
無宗教の小生は「一生懸命助けようとしている主治医をも危険にさらすより、サタンになってもしょうがない。という天使のような広い心をもってほしい」と当時感じました。。。。

「どこで手術を受けたらいいか?」という質問をよく受けます

どこで手術をうけたらいいか?

このところ「どこで手術を受けたらいいか?」の相談が続きましたので私見を述べます。

要点は2つ

  • 不安や疑問があったらセカンドオピニオンをとること。(手術方法は確立されており、どこでやっても大して差の無い手術が多い)
  • どこでやっても同じなら家族の通いやすいところ。

ですが、「セカンドオピニオンなんていって、主治医に嫌われたらどうしよう?」と心配する人は「外科医の神様とセカンドオピニオン」を見てください。

外科医の神様とセカンドオピニオン

外科医の神様とセカンドオピニオン

がんに対する外科医の最大の目標は、「完全に癌細胞を取りきると同時に、なるべく機能は残すようにする。」ことになります。場合によっては相反するこの目標を実現するために、常に研究し挑戦し続けることが外科医の使命といえます。この目標を達成できる人が外科医の神様といえます。

「じゃあどこで手術を受ければいいの?」ということになりますが、胃癌や大腸癌の手術方法は確立されておりどの施設で受けられても大差はないでしょう。手術に技術的に差がないのであれば、一番のポイントは家族が通いやすいことのようです。どうしても判断がつかない場合は「他の先生に聞く」こと、つまり「セカンドオピニオンをとること」をお勧めします。

外科医の神様とセカンドオピニオン2

その場合よく「最初の先生が嫌がるんじゃないか?」とか「他の先生に聞きにいったら、もう最初の病院で手術を受けられないんじゃないか?」という質問をうけます。しかし、今の時代そんなことはありません。

安心して手術を受けてもらうために積極的にセカンドオピニオンをとるようにしている施設が増えています。とはいってもやはり「先生に嫌がられる」ことが心配なかたは「先生のところで安心して手術を受けたいのでセカンドオピニオンをとってもいいですか?」とまずはたずねるようにお勧めします。

かかりつけ医(ホームドクター)と専門

かかりつけ医(ホームドクター)と専門

医学の進歩にともない、内科、外科、脳神経外科、麻酔科、整形外科などを中心に、より高度の医療に従事する専門医の育成に重点をおかれています。

専門医制度が充実すると、医業の細分化、分業化がおこり、咳が出れば呼吸器科、血圧が高ければ循環器科、お腹が痛ければ消化器科、血糖が高ければ内分泌科、などなど。。。。複数の病気を抱える御高齢のかたは、大病院内のたらいまわし状態になる可能性があります。そこで必要となるのが、何でも見てくれる、かかりつけ医(ホームドクター)です

かかりつけ医に必要な条件とはなんでしょうか?それには2つあります。1つは多科にわたる幅広い知識と、多くの経験をもつこと。2つめは精密検査や入院加療が必要な患者さんを適切な専門医に紹介できることです。センター北に開業した現在、より良いかかりつけ医を目指し努力しなければなーと観覧車(クリニックから見える)に誓う今日この頃です。