こんな時どうするか
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「大腿部頚部骨折は肺がんより予後が悪い」というショックなデータがあるそうです。大腿頚部骨折の原因は転倒。その転倒の原因は筋力低下、次いでバランス障害、歩行障害の順だそうです。つまり体力(特に下半身の)低下によりわずかな身体のバランスの崩れを復元できずに転んでしまっているようです。つまり「下半身の筋力とバランス感覚を鍛えると転ばないようになり、ひいては骨折の予防になります。」それにもっとも適しているのが太極拳。。。ビタミンDも骨を強くするとともに「筋肉や神経細胞にビタミンD受容体が存在し、筋と神経の協調性に関与し、転倒の予防に一役かっているそうです。」
ちなみに大腿頚部骨折にかかる医療費年間1556億円、介護費用1752億円、計3308億だそうです。
「百害あって一利なし」のタバコ。肺がんのリスクは吸わない人の13倍。受動喫煙者(吸っている周りの人)も発ガンが1.5倍になるといわれています。また換気扇の前で吸っても子供の尿からニコチンが通常の10倍検出され、ベランダで吸っても2倍になります。
2008年のアメリカの報告では、喫煙者はたばこを吸わない人に比べ大腸がん特に直腸がんの発生が多く、死亡率も高かったとのことです。タバコの害は呼吸器だけでなく、消化性の癌にも関与しているようです。
また1mgの低タールならいいやと甘い考えの方。1mgでも高タールのタバコでも発ガン率は変わりません。
禁煙外来受診の勧め;
禁煙補助薬は飲み薬、貼り薬、ガムがあり、禁煙外来を標榜している医療機関を受診すると、それらの薬が3割の自己負担(保険適応)でもらえます。(当院は禁煙外来標榜していませんので。。)
2008年末からのインフルエンザはAH1亜型(ソ連)、AH3亜型(香港)、B型だそうで、今期接種したインフルエンザワクチンは有効だそうです。
ただすべてのワクチンにいえることは、「ワクチン接種してもその病気かからないわけではなく、症状が軽くすむ。」です。また「インフルエンザワクチンは肺炎、脳炎、入院などの重症化は80%防げる。」と考えましょう。
ちなみに九州大学の報告では「タミフル1日1回内服すると、インフルエンザ感染を約80%予防できた。」との報告があり、大きな声では言えませんが、「受験生には有効??」
診療後、重い腰を持ち上げて勉強会参加すると、行けば行っただけの収穫がるものです。
台風シーズンになると喘息がある人は症状がひどくなる人が多く、特に台風や気圧の谷が接近あるいは去っていくときに、喘息発作がでたりします。これは気圧の変化により引き起こされる現象。
また胸部や腹部の手術後の人は気圧が変化すると古傷がうずき、脳に障害がある人はこうしたときに頭痛がするようです。体とはいかに繊細かの証明ですね。
喘息といえば、人間の呼吸機能は通常、朝方低下していますので、特に朝方喘息発作がひどくなります。そこに気圧の変化が加わるとよけい喘息発作が引き起こされ易くなります。
繰り返しますが、夜息苦しい人は朝方もっと悪化する場合が多く、なるべく早い段階の処置が必要となります。横浜市民病院の救急外来当直を以前していたの時、朝5時から6時の間の小児の喘息がおおいことおおいこと。。それから寝ずに次の日も夜まで仕事のつらいことつらいこと。。。
当直医にとって夜の12時なんてまだ宵の口。喘息の人は日が変わらぬうちに救急外来に受診しましょう。「日が出た(少し明るくなった)から行こうか」といって朝の5時6時代の救急外来受診は当直医泣かせ。なるべく早いうちの対処が必要です。
まずウィルス感染かアレルギーを考えます。ウィルス感染の場合、熱や風邪症状、リンパ節のハレなどをともなう場合がおおく、皮膚のかゆみ(痛痒みはある場合も)はほとんどありません。一方アレルギーの場合はかゆみがともないます。
花粉症は春だけでなく秋の時期もあります。この時期から見られる花粉症はキク科のブタクサ、ヨモギが多いようです。 果物で意外と多いのが桃、りんご、キウイです。このアレルギーがある方は、おいしい物が食べられずかわいそう。
かわいそうといえば、よく「さばにあたった」とか「ヒカリモノのアレルギーがある」とかいってさばや鯵が悪者にされますが、実はアレルギーの犯人で無い場合がほとんど。。本当の犯人は、魚の内臓や肉にいるアニサキスという寄生虫。
このアニサキス、生きて胃の中に入り込めば、胃の壁にもぐりこみ胃に穴を開け、穴が開かないまでも胃の激痛、皮膚のアレルギーをひき起こします。死んでいてもその一部が包丁につき料理に紛れ込むと、腹痛下痢症状、全身の湿疹、かゆみで寝れないことも。。。。
「さばにあたったことがあるから」とか「ヒカリモノのアレルギーがある」と思っている方は一度アニサキスのアレルギー血液検査をお勧めします。
十数年前、有名なロック歌手がよって倒れて側頭部を強打。歩いてホテルに帰りましたが、その後意識消失し、入院治療というニュースがありました。この場合、側頭骨に横に骨折線が入ると縦に走る血管が切れ、頭の打ったときは症状がでませんがそのあとじわじわ出血し硬膜下血腫(血の塊)ができたと思われます。
水痘と帯状疱疹は同じウィルスによって起こります。子供のころ水痘にかかり、そのウィルスは死滅ぜづ神経の中にじっと潜んでいます。体力免疫力が低下するとそのウィルスが悪さをし帯状疱疹を引き起こすといわれています。
特に興味深かったのは、「溶レン菌感染症について」
溶レン菌に対し、小児科領域では「ペニシリンという抗生剤2週間投与が当たり前。」でしたが、現在はセフェム系抗生物質5日投与の方が有効という話でした。
比較的安全なセフェム系抗生物質のほうが優れているという話は朗報です。
サルコイド-シスという奇病の?お話。その原因がなんとにきびの原因の{アクネ菌}???
「本当??」という驚きと懐疑心の入り混じる感想。
そういえば胃潰瘍の原因とされる「ピロリ菌」が世にでたころもそんな印象を持ちました。
トイレの手を乾燥させるエアーシャワーの底にたまっている水は、病原菌の宝庫という恐ろしい話でした。エコのためにトイレのペーパータオルをエアーに変えようとしましたがやめました。