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代謝の話

METの勧め!わざわざスポーツセンターに行かなくても運動はできるもの!

「先生、スポーツセンター休みだから運動できていません!」と患者さん。
「スポーツセンターに行かなくても運動はできますよ!」と小生。
 「じゃあ何をどれだけやればいいの??」という疑問に対し「目安になるのがMET。」

安静に座ったままテレビなどを観賞しているときを1METとし、平地を普通に歩いたり部屋の掃除などをしていると3METsといったように、安静時の運動量の倍数でさまざまな運動が数値で表されています。

例えば:
歩行、洗車、床掃除、庭仕事、子供と遊ぶは3METs。
速足、自転車は4METs。
階段、水泳、エアロビクスは6METs。
ジョギングは7METs。
(などなど詳しくはNETで検索してください)

健康維持のための運動は3METs以上であることが望ましいといわれていますが、やはり気になるのが、この運動でどれだけカロリーが消費できたかどうか??」

このMETを使えばおおよその運動消費量がわかります。

エネルギー消費量=MET × 時間 × 体重(kg) × 1.05
例えば、(70kgのおじさん)が、(1時間) (床掃除)をすると、
 3(METs) × 1(時間) × 70(kg) × 1.05=(コンビニのおにぎり1個分のカロリー)となります。
「床掃除して」「奥さんに喜ばれ」、「おにぎり1個分のダイエット(カロリー消費)ができた」ということですね!
いろいろ計算してみると励みになるかもしれません。

コレステロール吸収を抑制する薬のお話

コレステロールは夜間肝臓で作られる割合が多いため、コレステロール合成阻害剤(スタチン)がお勧めです。つまり高脂肪食を取ると、悪玉コレステロール、酸化コレステロールが増え、動脈硬化が進みます。今後のコレステロール高い方の治療は、食事指導、運動療法、コレステロール合成阻害薬(スタチン)、コレステロール吸収阻害薬(ゼチーア)の4本立てになります。

ちなみに、揚げ物を電子レンジでチンすると酸化コレステロールが増え動脈硬化が進むようです。

血圧管理と長生きのお話

血圧を上手にコントロールすると、脳梗塞心筋梗塞、腎不全に起こりにくくなり、長生きすることに繋がります。
特に、高血圧、動脈硬化の原因である高脂血症や糖尿病の治療開始が早ければ早いほど、心筋梗塞脳梗塞が起こりにくくなるようです。

「長生きせずとも、なるべく人に頼らずいつまでも自分の身の回りのことは自分でしたい。」と誰もが願うもの。そのためにも厳格な血圧管理と、早期の糖尿病、高脂血症治療が必要です。

動脈硬化と高コレステロール治療薬のお話

LDLコレステロールは動脈硬化増悪させる悪玉、HDLコレステロールは血管を掃除してくれる善玉。LDLを下げHDLを増加させ、その比(LDL/HDL)を1.5以下に保つことによって心筋梗塞の予防、心筋梗塞の再発予防になるようです。

じゃあどうすればいいのでしょうか?そこで活躍するのがストロングスタチンと呼ばれる高コレステロール治療薬。ストロングスタチンは現在日本では、リピトール、クレストール、リバロの3剤。。
それでは高コレステロール治療薬、スタチンのおさらい。

  1. コレステロール(約2/3)は夜間肝臓で作られる。その合成を抑制するのがスタチン。(だから夜飲む)
  2. スタチンはLDLを低下させ、HDLを増加させる。
  3. スタチン長期内服すると動脈硬化も改善する。(以前は動脈硬化の予防目的だけでした)
  4. 副作用はほとんどありません。中性脂肪を落とすフィブラート系の薬と一緒に飲むと、まれに横紋筋融解症(筋肉が溶ける病気)になる。
  5. 長期間飲まなければいけない薬ではない。やめられる人も多い。(少なくとも減量可能)

高血圧が骨密度の低下と骨折に関与している

特に、「高血圧に閉経が重なると骨密度が低下し骨折しやすい。」とのことでした。

ただでさえ閉経後は、骨形成が低下し、骨は破壊が進み骨密度が低下するといわれています。そこに高血圧が加わると尿量増加とともに尿中からのカルシウムが排泄されます。それお補うため副甲状腺ホルモンPTHが分泌され、その結果骨からカルシウムが溶け出すようです。血圧のコントロールは骨折の予防にもなるのですね。

動脈硬化と心不全のお話

動脈硬化は古い水道管のようなもの。内空が詰まりやすくまた亀裂が入りやすくなっています。
つまり古い管に液体(血液)を通そうとなればかなりの圧力が要ります。そのために筋肉の塊である心臓はがんばって働くために、筋肉もモリモリの心肥大となるわけです。その筋肉モリモリになるには血管新生因子(血管を新しく作る指令を出す物質)のHIF-1が必要です。心臓ががんばって働いているとがん抑制遺伝子の1つのP53が作られ血管新生因子のHIF-1の働きを抑制します。すると心臓の筋肉もどんどん衰え心不全となるようです。正義の味方であるがん抑制遺伝子P53が悪役になっていたとは驚きです。

善玉、悪玉コレステロールと動脈硬化のお話

ここ最近の話題では、動脈硬化の悪化の原因は悪玉コレステロール(LDL)の増加だけでなく善玉コレステロール(HDL)の低下が重要といわれています。その比(LDL/HDL)が1.5以下になるようにコントロールすると動脈硬化が進展しないようです。

まずはそうならないように食事制限と適度な運動を心がけることが大事です。

満腹中枢のお話

空腹はつらいこと。ダイエットのコツはいかに継続できるかがポイント。
では人間の「お腹いっぱい」という感覚が得られれば「つらくもなく、続けられるダイエット」ができるはず。
満腹感は(1)血中の血糖値が上がること。と(2)胃が膨れること。の二つで得られます。ですから早食いの人は血糖値が上がって満腹感が得られる前に、多くのカロリーをとりすぎる傾向にあり、太る原因となります。

そこで今日からでもできるポイント

  1. 食べ始めよく噛んでたべ(30回以上)時間をかけ、血糖値があがるのをまつ。
  2. 食べ始めは野菜、こんにゃくなどのカロリーの低いもので胃を膨らまし、満腹感を得てから好きなものを接種し幸福感を得る。

横浜、東京で心臓の講演会でのお話

糖尿病の指標でここ数年注目されているのは食後の血糖値。。これが高いと動脈硬化がどんどんと進みますので要注意。。。。

いままで知らなかったのですが、睡眠時無呼吸には中枢性と閉塞性の2種類あるそうで、一般的に睡眠時無呼吸は閉塞性(のどが細くなったもの)を言います。閉塞性は心不全の原因となり、心不全が中枢性の無呼吸の原因となるようです。

要は薄味になれて体重減らせということ。。。

心不全の勉強会でのお話

ベータブロッカーという薬は心不全に作用があり意欲的に使うべきという話でした。いままで使用に躊躊躇する医師が多く小生もその一人。考えをあらためました。

タミフルを使うか使わないかの判断。:高熱がありつらそうだったら怖がらずに内服したほうがいい場合があります。その場合は「自分や自分の家族だったら」で判断します。

健康診断の尿潜血陽性で深沢先生に紹介した患者さん。腎腫瘍だったようで「健康診断し深沢先生に見てもらってよかったーー。」と感じました。やはり「検査受けるのも寿命のうち」ということでしょうか。