内科 外科 消化器内科 肛門外科 アレルギー科|横浜市都筑区のセンター北駅前クリニック

〒224-0003
神奈川県横浜市都筑区
中川中央1-28-20 CKビル2階

MENU

  • HOME
  • 傷、うちみ、やけど、出血のお話
傷、うちみ、やけど、出血のお話

外傷 打撲 出血 熱傷

こんな時どうするか

  1. まず傷を水できれいに洗浄し(消毒液があれば消毒)きれいなタオルなどで圧迫止血。
  2. ほとんどが圧迫止血で止まります。それでも止まらない場合、傷の心臓に近い側をしばる。
  1. 骨折があるかをみる。
    (じっとしていても痛い、変形している、患部の周りを軽くたたくと傷の部位に響くような痛みがある。こうした症状があれば骨折を疑う。)
  2. 患部の安静。シップして包帯固定。
  1. まず水で洗い、とにかく冷やす。
  2. 消毒し、わからない軟膏は絶対に使用しない。
  3. 清潔な布、ガーゼで傷を覆い、その上からとにかく冷やす。

こんな時は病院へ

打撲 捻挫
(1)骨折が疑われる場合。
(2)頭痛、嘔気、嘔吐、めまいを伴う頭部打撲。
外傷 出血
(1)傷をきれいに治療したい場合。(受傷後8時間以上たつときれいに治療しにくく、基本的に切り傷と出血は病院へ)
(2)圧迫止血で止まらない場合。
熱傷
(1)顔色が悪い。皮膚が冷たい。脈が弱い。意識障害。
ぐったりしている。嘔吐する。(こんな時は救急車!)
(2)熱傷面積が20%以上。(これも救急車で)
(3)傷をきれいに治療したい場合。
(4)3度の熱傷。

「転ぶ予防」に太極拳とビタミンD

大腿部頚部骨折は肺がんより予後が悪い」というショックなデータがあるそうです。大腿頚部骨折の原因は転倒。その転倒の原因は筋力低下、次いでバランス障害、歩行障害の順だそうです。つまり体力(特に下半身の)低下によりわずかな身体のバランスの崩れを復元できずに転んでしまっているようです。つまり「下半身の筋力とバランス感覚を鍛えると転ばないようになり、ひいては骨折の予防になります。」そしてお勧めが太極拳。。。ビタミンDも骨を強くするとともに「筋肉や神経細胞にビタミンD受容体が存在し、筋と神経の協調性に関与し、転倒の予防に一役かっているそうです。」

インフルエンザワクチンの豆知識

  1. ワクチンは全世界共通。WHOがその年流行るインフルエンザの型を予測し、その情報を全世界に配信。その情報を基に各国でワクチンを製造します。(現在は、A型2種類、B型2種類)
  2. 作用発現まで2~3週間かかります。すぐには効きません。
  3. 集団予防が重要。小児、妊婦さん、ご高齢者、重症者、受験生など守らなければいけない人が家族にいる場合、家族全員ワクチン接種が原則。。

診療後、重い腰を持ち上げて勉強会参加すると、行けば行っただけの収穫があるものです。

けがの対処法鉄則

  1. 出血してたら傷を洗い傷の上から圧迫(抑えて)止血(約10分)。これが簡単な止血法。多くの場合は、心臓に近い側を縛る必要はありません。
    傷をきれいに治療したかったら8時間以内に外科受診(ゴールデンタイム)。時間がたって縫合しても早くきれいに治療できない場合があります。
  2. 頭を打った場合も最低8時間は経過観察。あとで症状がでる場合があります。頭痛がひどくなる、意識が無くなる、吐き気がある、痺れがあるなどの症状がでた場合は救急車。

以前、有名なロック歌手が酔って倒れて側頭部を強打。歩いてホテルに帰りましたが、その後意識消失し、入院治療というニュースがありました。この場合、側頭骨に横に骨折線が入ると縦に走る血管が切れ、頭の打ったときは症状がでませんがそのあとじわじわ出血し硬膜下血腫(血の塊)ができたと思われます。